Appeal of Japanese SAKE 日本酒の魅力

日本酒は9つの種類に別けられます!

純米酒に大吟醸、本醸造…。日本酒のラベルに書かれているこれらの名称、その意味を知っていますか?これらは原材料や醸造方法の違いを記したもの。日本酒は原材料の違いで「純米」と記載されているものとそうでないものの、大きくふたつに分けられます。そしてさらに醸造方法の違いで9つに分類されるのです。 なお「純米」はお米と米麹だけで造られたお酒のこと。「純米」の記載がないものは、お米と米麹に、醸造アルコールを加えて造られています。醸造アルコールは香りやスッキリとしたキレのもとになります。そのため純米酒は甘味のある濃い味のものが多いのに対し、醸造アルコールを添加したお酒は辛めの薄口タイプが多いのが特徴です。また、日本酒に使うお米は、いつも私たちが食べているお米よりも、外側を大きく削ります。その削った割合のことを精米歩合と呼びます。なぜお米の外側を削るのかと言うと、お米の旨味は中心部ほど強く、外側は雑味のもとになるから。芯の純粋な部分だけ使うことで、より旨味の豊かなお酒ができるのです。削れば削るほど少量になるため、その分コストも高くなり、日本酒の値段も高くなります。

醸造方法の違いによる分類

普通酒 原料

米・米麹・醸造アルコール
本醸造、純米に比べ、アルコール使用量が多く、精米歩合も高いものが多い

本醸造系 原料

米・米麹・醸造アルコール
本醸造アルコールを加える
風味を整え、香りを高めるなど

精米 % 純米系 原料

米・米麹
醸造アルコールを使わない
米の旨みが活かされた柔らかさ

本醸造酒 70%以下 純米酒
特別本醸造酒 60%以下 特別純米酒
吟醸酒 60%以下 純米吟醸酒
大吟醸酒 50%以下 純米大吟醸酒

精米歩合とは米の表面を削り、残った米の比重の割合。高精白なほど、心の純粋な部分が得られ、少量になるため、その分コストも高くなる。

日本酒は冷たくても温かくても飲める
めずらしいお酒です。

日本酒は“燗してよし、冷やしてよし”という世界でも大変珍しいお酒です。 飲用温度は5℃〜60℃位までと、他の酒類と比較すると幅があり、「冷酒」「燗酒(かんざけ)」「常温(ひやと言うことも)」など、さまざまな温度で楽しむことができます。また、原酒や純米酒、生酒などは、グラスに氷を入れ、ウィスキーのように「ロック」で飲む方法もあります。種類によって、冷やしたほうがおいしかったり、熱燗に向いていたりと適した飲み方があるので、注文時、購入時に聞いてみることをおすすめします。

温度による日本酒の呼び名の変化
呼び名 温度 特徴や注意点など
飛切燗
(とびきりかん)
55℃前後 かなりバランスがよい酒でも味の輪郭が崩れ、香りもアルコールもきつくなりすぎる。ヒレ酒、骨酒など、季節の風物詩的に楽しむ飲み方に適している。
熱燗
(あつかん)
50℃前後
上燗
(じょうかん)
45℃前後 温度が上がるほどに酸味を感じづらく、甘みを感じやすくなる。アルコールや香りの揮発は温かいほど強くなる。
ぬる燗 40℃前後
人肌燗
(ひとはだかん)
35℃前後
日向燗
(ひなたかん)
30℃前後
冷や 20〜25℃前後 甘辛度や酸度によって適温が変わる。温度が上がると感じる香りも変わってくる。吟醸酒、大吟醸酒、純米酒などが適している。
涼冷え
(すずひえ)
15℃前後
花冷え
(はなひえ)
10℃前後 冷たさを感じるレベル。生酒や原酒、吟醸酒などが適している。冷やし過ぎると香りがたたないので注意。
雪冷え
(ゆきひえ)
5℃前後

蔵開き(酒蔵解放)とは、
各酒蔵が1年に1度だけ開催する
スペシャルイベント!

蔵開き(酒蔵解放)では、普段は公開されていない酒蔵の中を見学することができるほか、この日のために用意された特別な日本酒が販売されることもあります。

酒蔵開きは、新酒が入った酒樽の鏡開きからスタート。樽の蓋が割れた瞬間、集まった人たちから歓声が上がります。甘酒や新酒の振る舞いも酒蔵開きの楽しみのひとつです。また、酒蔵開きでは、限定の日本酒が販売されることも少なくありません。特別な味を求めて、地元の人のみならず全国から多くの人が駆けつけます。酒は、もともと神様に備えるために作られたもの。酒蔵開きの日には、1 年の無事と新しい年の酒づくりを願って祈祷を捧げます。

蔵開き
写真提供:舩坂酒造店
※蔵開きの日程は酒蔵により異なりますが、昇龍道エリアでは2~4月に開催する酒蔵が多いようです。詳しい日時は各酒蔵のホームページ等よりご確認下さい。

酒屋の軒先に吊るされている、大きな球を
ご存知ですか?

大きな蜂の巣だと勘違いすることもあるようですが、これは酒林(さかばやし)という名の、杉玉というもので、古くから造り酒屋のしるしです。その起こりは奈良県の酒の神様である三輪神社といわれ、三輪山の御神木の杉にちなみ、今年もおいしい新酒ができましたという事を知らせるために、杉の葉を束ねて杉玉を作り軒に吊したとされています。

古来、酒壷のことを「みわ」と呼び、酒の神を祀る大和の国にある三輪山の杉を神木として崇敬していました。

杉は軟らかくて加工しやすく殺菌効果がありますので、昔から造り酒屋では酒を貯蔵する桶や樽、桝に杉を使用してきようです。また、新酒ができた頃、真っ青だった杉玉は日が経つにつれてその色を茶色く変えてゆき、その変化と共にお酒が熟成されてゆくのがわかるのです。

昇龍道エリアへお越しの際は、是非この「杉玉」の色の変化を見てみてくださいね。

杉玉

新しい杉玉と1年頑張った杉玉

杉玉の変化