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舟運で栄えたおもてなしの湊町

木曽川中流域に位置する八百津町は、川舟が上ることのできる最終地点であり、江戸時代から大正期まで様々な物資の行き交う湊町として繁栄を遂げてきた。今では物資の流通手段としての川の機能は失ったが、その山紫水明の美しい景色は飛騨木曽川国定公園として指定されている。また、白壁土蔵や歴史ある山車・からくり祭りなど、昔の風景を数多く残しており、各方面から多くの観光客を集めている。
八百津町のこうした歴史的背景と良質な伏流水は様々な特産品を生み出した。日本酒を始めとする各種醸造業もその一つで、この町に残る二つの蔵元は、八百津町が物資の流通に重要な役割を果たしていた明治に創業した。少量ながらも良質で長く付き合えることを目指して造られてきた酒は、舟運の頃から人々に愛され、今でも多くの観光客をもてなしている。

この地域にある酒蔵