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名水銘醸の郷

リアス式海岸が美しい若狭小浜は、鯖街道と呼ばれるようになった街道で食材を都に食を献上していた「御食国(みけつくに)」です。若狭の鯖、若狭ぐじ(甘鯛)、若狭かれいなどは京都で珍重されています。またこの地は、江戸時代には60もの酒蔵があった名醸の郷でもあります。それを裏付けるのは、この地が清冽な水の流れを数多くたたえる「名水のふるさと」としても知られているとおりです。
市内東部には、奈良東大寺二月堂に香水を送る“お水送り神事”の舞台、遠敷川が流れ、隣の若狭町上中天徳寺には全国名水百選の一つ「瓜割の滝」が流れています。仕込水に使用される南川の伏流水、その南川の流れには青々とした藻が付着し、酒造りに最適の水質と太鼓判を押されるほど。
そんな食どころで地元に愛される地酒が銘酒「わかさ」。柔らかで口当たりのマイルドな酒質に人気が集まります。創業は江戸時代末期の1830年(文政13年)。1965年(昭和40年)一度(株)わかさ冨士と合併したが、2016年(平成28年)新法人(株)小浜酒造として創業地である現在地に拠点を戻しました。

御食国の豊富な食材と四十物(あいもの)の加工食文化

小浜で獲れる豊富な海産物は古より京に食を献上しており、確かな品質を誇ります。
若狭ぐじ(甘鯛)と若狭焼、若狭かれいと一夜干し、若狭小鯛と笹漬け、鯖、穴子など魚のしょうゆ干など京都まで18里を生ものでもない乾物でもない四十物(あいもの)として加工して送ることで育まれた食文化を是非体験してください。

魚の発酵食品

保存食として独自の進化を遂げた若狭地方の発酵食品をお楽しみください。鯖へしこ(糠と塩に漬け夏を超え約1年漬けた発酵食)、鯖のなれずし(へしこを塩抜きして米と麹を腹に詰めて発酵させたもの)

この地域の体験プログラム

酒蔵見学と海辺の民宿で御食国小浜を堪能する
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