蒸気自動車からガソリン自動車へ
世界初の自動車は、1769年にフランスで発明された蒸気自動車といわれています。ガソリンエンジンが発明されたのは19世紀後半で、当初は二輪車や馬車に取り付けられました。ドイツでは、1886年にカール・ベンツが三輪自動車を製作・販売し、同じ頃、ゴットリープ・ダイムラーも自作エンジンを搭載した四輪車を製作します。20世紀に入るとフランスとアメリカで爆発的に普及し、以後、自動車の時代へ突入します。
国産自動車の第1号は、1904年につくられた「山羽式蒸気自動車」です。1907年には日本初のガソリン自動車「吉田式“タクリー号”」が誕生し、10台ほど販売されています。その後、1925年に日産自動車の前身「合資会社 ダット自動車商会」、1933年にトヨタ自動車の前身「株式会社 豊田自動織機製作所 自動車部」が設立され、国産車の量産が始まりました。
160台のクラシックカーを展示
これら自動車黎明期のガソリン自動車を始め、時代を象徴する国内外の自動車、約160台を展示し、その歴史を紹介しているのが「トヨタ博物館」です。
本館では現代に至る日米欧のモータリゼーションの進展や、互いの関係が一望でき、新館では戦後の日本のモータリゼーションの歴史を当時の生活用品とともに紹介しています。
展示されている自動車は基本的に動くように整備されており、毎年、春と秋には走行披露が行われます。
トヨタ博物館
- 所在地
- 愛知県長久手市横道41-100
- 営業時間
- 9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金
- 大人1,000円、65歳以上500円、中・高校生600円、小学生400円、障がい者手帳、特定医療費受給者証等をお持ちの方大人300円・小学生200円・付き添いの方1名無料、団体割引(20名以上)あり、トヨタ産業技術記念館共通券あり
- TEL
- 0561-63-5155
- アクセス
- 愛知高速交通東部丘陵線「芸大通」駅から徒歩約5分
名古屋瀬戸道路長久手インターから0.4km - HP
- https://www.toyota.co.jp/Museum/