高速化と安全性を追究した日本の鉄道
1872年に日本初の鉄道が開通してから、現在に至るまで安全性・速さ・輸送量を追究し続けてきました。今では全国で2万7千kmを超える営業路線を有し、旅客数や車両・運行システムなど技術力の観点からみても世界屈指の鉄道大国といえます。
日本の鉄道技術は、1893年に初の国産機関車として製造された860形が端緒を開きます。1956年の東海道本線の全線電化以後は、高性能の電車が続々と登場。1964年には高速鉄道の代名詞ともいえる東海道新幹線の運行がスタートし、現在は2027年開業予定のリニア中央新幹線の工事が進められています。
「リニア・鉄道館」では、これら日本の鉄道技術の進歩や鉄道が社会に与えた影響を、実物車両や映像などで紹介しています。
日本の鉄道史と技術力に触れる
館内のメイン展示として注目すべきは、実物車両の数々。0系新幹線を始めとする日本の鉄道史を飾る39両が展示され、一部を除き車内の見学が可能です。
日本最大級の面積を誇る鉄道ジオラマでは、東海道新幹線沿線の情景を精緻に再現しており、早朝の始発から夜間作業も含めた「鉄道の24時間」を見ることができます。
鉄道の安全を支える仕組みを実物や模型で解説するコーナーや、超電導リニアの時速500kmが体感できるミニシアター、運転・車掌シミュレータのほか、駅弁などが味わえるデリカステーション、多彩な鉄道グッズが買えるミュージアムショップもあり、日本の鉄道の魅力を体感できます。
リニア・鉄道館
- 所在地
- 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
- 営業時間
- 10:00~17:30(最終入館は閉館30分前まで)
- 休日
- 火曜(祝日の場合は翌日、春休み・GW・夏休み等は開館)、12/28~1/1
- 料金
- 大人1,000円、小・中・高校生500円、幼児(3歳未満~未就学児)200円、団体割引(20名以上)あり、シミュレータ体験は別途有料(抽選制または先着順)
- TEL
- 052-389-6100
- アクセス
- 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「金城ふ頭」駅から徒歩約2分
伊勢湾岸自動車道名港中央インターから車ですぐ - HP
- http://museum.jr-central.co.jp/