地域のお酒と食

お酒と食のおいしい組み合わせ

140年の歴史 伝統の川魚料理

甘強酒造株式会社は、1862年みりんのメーカーとして、現在地において創業。現在の経営者で6代目。日本酒最高のコンテスト「全国新酒鑑評会」において最高位の金賞10回受賞。工場の中の4棟の建築物が文化庁より登録有形文化財の認定を受ける。
昔は幾筋もの水路が走っていた水郷の町蟹江。その川で採れた「イナ」を使って、明治5年に現料理店の主人の先祖が考案した料理。「いな」は、「オボコ」「スベシリ」「イナ」「ボラ」と大きくなるにつれ名前が変わり、最後はとどのつまりで「トド」となる。名前が変わることにより出世魚と呼ばれ、この料理は大変縁起が良いとされてきた。今では数少ない料理人さんだけがこの調理技術を伝承している。
イナの腹の中に詰める豆味噌を餡に見立てて饅頭といった。10月から6月まで食べることが出来る。

本醸造「四天王」

味の濃い料理には旨みのあり切れの良い酒が合う。

「いな饅頭」

ボラの子供のイナの背骨・内臓をエラの間から取り出し、代わりに銀杏シイタケ等を練込んだ豆味噌を詰め込み、焼き上げた料理。

提供している場所

名称 いなまん
住所 〒497-0093 愛知県海部郡蟹江町蟹江本町川西53
TEL 0567-95-2715

酒蔵

名称 甘強酒造株式会社
住所 〒497-0040 愛知県海部郡蟹江町城4丁目1番地
TEL 0567-95-3131