数々の銘酒を生んだ、歴史ロマン宿る宿場町

岡崎市は江戸時代、徳川家康公生誕の地として特に幕府からの庇護を受け、東海道五十三宿の岡崎宿・本宿として栄えてきました。東西交通の要衝として宿場町文化を育んできた岡崎では、矢作川水系の豊かな水と豊富にとれる良質な米が取れることから、酒造りに必要な条件に恵まれ古くから上質な酒造りが行われてきました。各酒蔵では互いに技を競い合うことで数々の銘酒が生まれてきました。中でも市内中心部に近い中町の酒蔵、丸石醸造では、個性豊かな酒米と丁寧な手造りにこだわり、しぼりたてから熟成酒まで一年を通して楽しむことができます。また、市内東部の保久町神水の酒蔵、柴田酒造場ではその地名が表すとおり、日本酒造りの肝となる清澄な水が湧き、その水で仕込んだ酒はまろやかでやさしい香りが特徴となっています。岡崎城や大樹寺などの歴史ロマンに思いをはせながら、江戸時代から続く老舗の酒蔵にもぜひ足をお運びください。