ものづくり銘選浜松市楽器博物館

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浜松市楽器博物館

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日本二大楽器メーカー発祥の地

 静岡県浜松市はピアノ、ハーモニカ、電子楽器などのメーカーが集まる「楽器のまち」であり、市民の音楽活動や国際的なコンクールの開催地としても盛んな「音楽のまち」でもあります。
 浜松での楽器生産は1887年、医療機器の修理工だった山葉寅楠が小学校のアメリカ製リードオルガン(風琴)を修理したことがきっかけで始まりました。楽器に興味を覚えた寅楠はすぐにリードオルガンを自作し、1889年にヤマハの前身となる「山葉風琴製造所」を設立。1900年には国産ピアノの製作に成功しました。また、寅楠の下で修業し、ピアノアクションの国産化に貢献した河合小市は、1927年に独立して「河合楽器研究所」を立ち上げ、以後、ヤマハとカワイは世界的な楽器メーカーに成長しました。
 1945年以降は、両社が育んだ楽器づくりを礎に、楽器メーカーが続々と設立。現在も多種多様な楽器や、楽器の部品を製造しています。

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国内外の貴重な楽器を多数展示

 こうした背景から、1995年、日本で唯一の公立楽器博物館である「浜松市楽器博物館」が開館しました。
 常設展では、世界各地から収集した多種多様な楽器を地域やテーマ別に約1300点展示。初期の国産洋楽器や電子楽器も充実しています。また、アフリカのジェンベ太鼓やモンゴルの馬頭琴など、各国のめずらしい楽器を自由に演奏できる体験ルーム、音楽関連図書の閲覧や視聴ができるレファレンスコーナーを設けるほか、ひとつの楽器をテーマに、国内外の演奏家による演奏と学芸員による解説を聞くことができるレクチャーコンサートなどが頻繁に開催されています。

浜松市楽器博物館

所在地
静岡県浜松市中区中央3-9-1
営業時間
9:30~17:00
休日
第2・4水曜(8月は無休)、施設点検日、12/28~1/3
料金
常設展入館料大人800円、高校生400円、中学生以下・70歳以上・障がい者手帳をお持ちの方は無料
TEL
053-451-1128
アクセス
新幹線・JR東海道本線「浜松」駅から徒歩約10分
東名高速道路浜松インターまたは浜松西インターから車で約30分
HP
http://www.gakkihaku.jp/

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