石川県能登半島のおすすめ
輪島市
輪島キリコ会館では、現在も祭りで使用しているキリコや、最大級の大きさを誇るキリコを展示するほか、団体向けに実際にキリコを担ぐも体験も行っています。会館の周辺には日本三大朝市のひとつである輪島朝市や輪島塗会館もあり、散策にうってつけのスポットです。
ひとたび市街地を離れると、風光明媚な景色で知られる白米千枚田や先人の知恵が築いた間垣集落、禅の精神を今に伝える曹洞宗大本山總持寺祖院など、見どころがたくさんあります。
漁業が盛んな輪島は海の幸が豊富で、特にふぐ類は日本有数の水揚量を誇ります。高級なイメージのあるふぐ料理ですが、市内ではリーズナブルな価格で様々なメニューを提供していますので、輪島へお越しの際にはぜひご賞味ください。
珠洲市
奥能登・珠洲は三方を海に囲まれ、日本海に突き出た能登半島の最先端に位置します。荒々しい岩礁や穏やかな砂浜、棚田など、変化に富んだ自然景観と、美しい里山里海がもたらす豊かな食が自慢です。高さ28mの奇岩「見附島」、海から昇る朝日と、海に沈む夕日が同じ場所で見られる「禄剛埼灯台」は必見。まろやかな旨みが特徴の塩は、日本で唯一、約500年間受け継がれてきた揚げ浜式製塩で作られ、品薄状態が続くほど人気のある特産品です。
また、鮮度抜群の魚介類をはじめ、創業250年を超える酒蔵が醸す日本酒など、「まいもん」が目白押し。キリコ祭りなどの独自の伝統文化も息づいており、9月から10月にかけてほぼ毎日のようにどこかの地区でお祭りが行われています。2017年には、日本の“最涯”から “最先端”の文化を創造する「奥能登国際芸術祭」を開催し、いまも7作品ほどが市内に展示されています(一部団体向けや期間限定作品あり)。
穴水町
穴水町は能登半島の中央部に位置し、町の南部は、七尾北湾に面し、総延長約50km以上の美しいリアス式海岸が広がっています。
波静かな穴水の海では、日本最古の漁法である「ぼら待ちやぐら漁」が盛んでした。現在では、リアス式海岸の入江を活用した牡蠣の養殖が盛んで、自然豊かな里海で育った能登牡蠣は穴水町の特産品となっています。
豊かな自然に恵まれた穴水町では、四季折々の食材を活用した「まいもんまつり」を開催しています。「まいもん」とは、能登の方言で「おいしいもの」の意で、春は「いさざ」夏は「さざえ」秋は「牛」そして冬は「かき」をテーマにみなさまをおもてなししています。
また、鉄道の終着駅でもある穴水駅からは、のと鉄道観光列車「のと里山里海号」が運行し、車窓から世界農業遺産に認定された、能登の里山里海の美しい景観を楽しむことができます。
志賀町
志賀町は豊かな自然に恵まれ、奇岩・怪石や白砂青松の海岸線は、能登半島国定公園の一部で能登金剛(のとこんごう)と称され、巌門や機具岩(はたごいわ)、ヤセの断崖といった能登を代表する美しい景勝地となっています。
また、町の中央部のなだらかな丘陵地には、リゾートホテル、ゴルフ場、別荘地を有する志賀の郷リゾートなど、多様な観光資源を擁しています。
平成23年6月には、優れた自然景観や農林水産物、伝統文化や風習などが総合的に評価され、能登(4市4町)の里山里海が世界農業遺産に認定されました。
文化遺産としては、室町時代に建立された松尾神社本殿が国指定重要文化財となっているほか、町指定無形民俗文化財の堀松綱引き祭り、女性がキリコ(奉灯)を担ぐ西海祭り、数十基のキリコが繰り出す八朔(はっさく)祭礼、県内で最も古い歴史を持つ太鼓打競技大会などの祭礼や伝統行事が行われています。
能登町
能登の里海を見に行こう!群青の九十九湾に浮かぶ蓬莱島を見る!「遊覧船で湾内クルージング」
九十九湾は、大小の入り江からなるリアス式海岸で日本百景の一つに数えられています。東西1km、南北1.5kmの小さな湾ですが、海岸線は13kmに及び、屈折が多く、入り江が九十九を数えるとして九十九湾の名があります。
湾の中央には、蓬莱島があり、鬱蒼としたスダジイに覆われ、松や桂樹が繁茂し、あたかも蓬莱の画図を見るようであると、この名が付いています。また湾内には、箱庭のような海岸線美を楽しむ遊覧船が通っています。
七尾市
花嫁のれんのまち七尾。花嫁のれんとは幕末から今もなお続いている婚礼の風習です。一本杉通り商店街にある花嫁のれん館では、明治から平成までの、のれんを見ることができ、白無垢または打掛を着てのれんくぐり体験もすることができます。
また、2018年1月より市内の寿司店で花嫁のれんちらし寿司の販売を開始。七尾湾で水揚げされた地元ネタを中心に七尾にちなんで七品のネタを使用。色打掛をイメージし彩り華やかに仕上げております。角隠し風のパッケージは持ち帰ることもできます。