09高山市 飛騨匠の技・こころ~木とともに、今に引き継ぐ1300年~
奈良時代、税制(庸・調)を免除する代わりに、木工技術者を都へ派遣する、全国唯一の制度が「飛騨工(ひだのたくみ)制度」。中央政府が飛騨人の優れた木工技術を、都の造営に利用するために導入したものです。
飛騨の豊かな自然に育まれた彼らの「木を生かす」技術や感性、実直な気質は現代にいたるまで受け継がれ、高山の文化の基礎となっています。高山市内では、中世の社寺建築群や近世・近代の大工一門の作品群、伝統工芸など、いたるところで様々な形で、木とともに生きてきた「飛騨匠」の技と心に触れることができます。
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