14星降る中部高地の縄文世界~数千年をさかのぼる黒曜石鉱山と
縄文人に出会う旅~

  • 星糞峠遺跡と黒曜石(左下)
  • 縄文のビーナス(茅野市)
  • 高森観音堂のしだれ桜(富士見町)
  • 八ヶ岳自然文化園(原村)
  • 立石公園 夕景(諏訪市)
  • 市立岡谷美術考古館(岡谷市)
  • 八島ヶ原湿原(下諏訪町)
  • 史跡星糞峠黒耀石原産地遺跡の発掘調査風景(長和町)
  • 史跡 大深山遺跡(川上村)

日本の真ん中、八ヶ岳を中心とした中部高地には、ほかでは見られない縄文時代の黒曜石鉱山がある。鉱山の森に足を踏み入れると、そこには縄文人が掘り出したキラキラ耀かがやく黒曜石のカケラが一面に散らばり、星降る里として言い伝えられてきた。日本最古のブランド「黒曜石」は、最高級の矢じりの材料として日本の各地にもたらされた。
麓のムラで作られたヒトや森に生きる動物を描いた土器やヴィーナス土偶を見ると、縄文人の高い芸術性に驚かされ、黒曜石や山の幸に恵まれて繁栄した縄文人を身近に感じることができる。

お問い合わせ
茅野市尖石縄文考古館
電話番号
0266-76-2270
FAX番号
0266-76-2700
関連サイト
茅野市尖石縄文考古館
お問い合わせ
富士見町役場 産業課
電話番号
0266-62-9228
FAX番号
0266-62-4481
関連サイト
富士見町公式ホームページ
お問い合わせ
原村教育委員会 教育課 文化財係
電話番号
0266-79-7930
FAX番号
0266-79-4815
関連サイト
八ヶ岳美術館
お問い合わせ
諏訪市役所観光課観光係
電話番号
0266-52-4141
FAX番号
0266-58-1844
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諏訪市観光ガイド
お問い合わせ
市立岡谷美術考古館
電話番号
0266-22-5854
FAX番号
0266-22-5856
関連サイト
市立岡谷美術考古館
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下諏訪町産業振興課観光係
電話番号
0266-27-1111(内線271)
FAX番号
0266-28-1511
関連サイト
下諏訪町HP
下諏訪観光協会HP
下諏訪温泉旅館組合HP
八島ビジターセンターHP
お問い合わせ
黒耀石体験ミュージアム
電話番号
0268-41-8050
FAX番号
0268-41-8052
関連サイト
黒耀石体験ミュージアム
お問い合わせ
川上村文化センター
電話番号
0267-97-2000
FAX番号
0267-97-2033
関連サイト
川上村公式ホームページ

長野県茅野市のおすすめ

縄文のビーナス

国宝「土偶」(縄文のビーナス)は、霧ケ峰南麓に位置する棚畑遺跡から、昭和61年の発掘調査で発見されました。棚畑遺跡は大規模な遺跡で、縄文時代の住居跡約150軒が南北二つに分かれ、それぞれ環状集落を形成しています。縄文のビーナスは、南環状集落の中央広場にある深さ30㎝の穴から、完全な形で発掘されました。縄文時代中期の約5000年前のもので、高さは27㎝、重さは2.1㎏あります。大きく張り出す腹部など、八ヶ岳山麓の縄文時代中期の土偶の特徴をよく表しています。縄文時代の造形美を代表する文化財であり、縄文時代の遺物としては、我が国最初の国宝に平成7年指定されました。(茅野市尖石縄文考古館蔵)

仮面の女神

国宝「土偶」(仮面の女神)は、八ヶ岳西麓の台地上にある中ッ原遺跡から、平成12年の発掘調査で発見されました。中ッ原遺跡は縄文中期から後期前半まで約1500年間営まれた大規模な遺跡で、200軒以上の縄文時代の住居跡が発掘されています。仮面の女神は、遺跡の中央付近にある墓穴から、埋納された状態で発見されました。内部が中空の大形土偶で、逆三角形の仮面を被った姿が大きな特徴です。縄文時代後期の約4000年前のもので、高さは34㎝、重さは2.7㎏です。丁寧に施文された文様構成、優れた造形により、平成26年に国宝に指定されました。中ッ原遺跡の一部は、中ッ原縄文公園として整備され、仮面の女神の出土状況をジオラマで展示しています。(茅野市尖石縄文考古館蔵)

特別史跡尖石遺跡

八ヶ岳西麓、標高1,070mの台地上に位置する約5,000年前の縄文時代中期の遺跡です。東西にのびる台地の南斜面に、遺跡の名の由来となった高さ1.1mの三角錐形の石があり、「とがりいし」と呼ばれて古くから地元の信仰の対象となっています。この地は明治20年代に開墾され、多量の土器や石器が出土して知られるようになりました。昭和5年には宮坂英弌氏による発掘調査が始められ、昭和15年より縄文時代の集落究明を目的とした調査が行われるようになり、33か所の竪穴住居址と小竪穴群、列石、独立土器が発見され、縄文時代集落の様相が初めて明らかにされました。原始集落研究発祥の地と評価されています。

  • 縄文のビーナス
  • 仮面の女神
  • 特別史跡尖石遺跡

長野県富士見町のおすすめ

【天然記念物】入笠湿原

入笠湿原は富士見町唯一の高層湿原で、標高1730mに位置する天空の花園です。6月には100万本の日本すずらんが咲き誇り、甘い香りに包まれます。また10月頃までは多種多様な花々が咲き競い、花を楽しみながら深田久弥の「日本百名山」の22座を望むことができる、入笠山へのハイキングも楽しめます。

【天然記念物】高森観音堂のしだれ桜

八ヶ岳南麓、約5千年前の縄文王国と言われるJR信濃境駅周辺は、春の訪れとともに薄紅の桜の花に彩られます。このJR信濃境駅周辺には天然記念物に指定されている「高森観音堂のしだれ桜」を含め4本の樹齢200年を超えるしだれ桜があります。4本のしだれ桜はどれも美しく、それぞれに趣が異なります。ひときわ春の訪れを感じさせる観音堂の桜は、茅葺のお堂をバックに風情ある素敵な風景が楽しめます。

  • 入笠湿原
  • 高森観音堂の
    しだれ桜

長野県原村のおすすめ

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)は雄大な八ヶ岳山麓の自然に抱かれた高原の美術館です。原村出身の芸術家・清水多嘉示による彫刻と絵画を中心に、同じく原村出身の書家・津金寉仙の書を展示しています。また、日本遺産の構成文化財である顔面装飾付釣手土器や国史跡阿久遺跡を中心に原村の遺跡から出土した縄文土器や石器を合わせて展示しています。縄文人が創り出したエネルギッシュな造形に触れ、八ヶ岳山麓に花咲いた縄文文化の一端をご覧ください。

八ヶ岳自然文化園

標高1300mに位置する「八ヶ岳自然文化園」からは八ヶ岳や蓼科山、車山、北アルプスなどの山々がのぞめ、四季の植物や風景を楽しみに多くの方が来訪します。パターゴルフ場やストライダーパークなどスポーツ施設の他、プラネタリウムや多目的ホールのある自然観察科学館等を備えており、季節ごとにクラフトや音楽、天文などのイベントが開催されます。4月から12月には月に1度星空観望会を行っています。標高が高く空気が澄んだこちらでは、晴れた夜には天の川も見られます。村内にある約60軒の個性的なペンションに宿泊し原村の星空を楽しんでください。

八ヶ岳温泉 原村ふれあいセンターもみの湯

長野県諏訪エリアは温泉の多い地域にもかかわらず、ここ「八ヶ岳温泉 原村ふれあいセンターもみの湯」には周辺市町から通うファンがいます。理由のひとつは泉質です。八ヶ岳温泉はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、弱アルカリ性のお湯が血行を高め、肌をきれいにします。湯上りポカポカ、お肌スベスベを実感される方が多いのです。周辺の温泉に比べ温泉成分の含有率が高いことも調査されており、そのぜいたくな湯を露天風呂では源泉かけ流しで提供しています。隣接する宿泊施設「樅の木荘」は2019年春にリニューアルオープン、専用内風呂や家族風呂もあります。

  • 顔面装飾付
    釣手土器
  • 八ヶ岳自然文化園
  • 八ヶ岳温泉
    もみの湯

長野県諏訪市のおすすめ

立石公園

標高約934mの高台にある「立石公園」は、諏訪湖を一望できる見晴らしの良い公園です。ここからは湖周の街並み、遠くは北アルプスの山々も眺められ、「信州ふるさとの見える丘」に認定されています。特に夕暮れ時には、昼間とはまた違った幻想的な景色へと変化します。最近では人気映画に出てくる景色に似ていると、海外からも多くの人が訪れています。

酒蔵めぐり

上諏訪駅から徒歩10~15分の甲州街道沿いには、諏訪の酒蔵が五蔵立ち並んでいます。霧ヶ峰から湧き出る伏流水と澄んだ空気、冷寒な気候が、古くから諏訪の銘酒を生み育んできました。「いつでもごくらく酒蔵めぐり」のセットを購入すれば、諏訪五蔵それぞれの旨さを味わって呑みあるくことができます。

まちなか観光案内人

諏訪湖周のまちを歩くなら、市民ガイド「諏訪湖エリアまちなか観光案内人」と歩きませんか?諏訪地域を熟知した地元の住民ならではの情報や見どころのご案内をしています。なかでも「上諏訪まち歩き」や「諏訪大社」、「高島城」などが人気のガイドコースです。

  • 眺めて、諏訪湖。
  • 酒香ただよう諏訪
  • 諏訪のまちを歩く

長野県岡谷市のおすすめ

市立岡谷美術考古館

市立岡谷美術考古館は昭和45年に開館後、平成25年に現在の童画館通りにリニューアルオープンしました。当館では、郷土出身作家の美術作品と市内の遺跡から出土した縄文から奈良・平安時代に至る出土品を収蔵・展示しています。考古資料では、日本遺産構成文化財の国重要文化財「顔面把手付深鉢形土器」をはじめ「壺を持つ妊婦土偶」など常設展示しております。縄文土器から現代絵画まで、時の流れを感じながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。

岡谷蚕糸博物館(シルクファクト岡谷)

岡谷の製糸業は明治・大正・昭和にかけて飛躍的に発展し、日本の近代化を牽引しました。岡谷蚕糸博物館は、製糸機械類を時代的背景に基づいて一堂に展示しており、シルク岡谷と呼ばれた岡谷市の歴史を今に伝えています。また、(株)宮坂製糸所を併設し、生糸の生産現場を直接見ることができる世界でも稀な博物館です。他にも、1年を通じて生きた蚕を見られる「カイコふれあいルーム」、まゆ工作ができる「まゆちゃん工房」を併設しております。

「うなぎのまち」岡谷

岡谷市は古くから諏訪湖や天竜川での漁業が盛んに行われ、うなぎ料理や川魚料理が郷土食として市民に親しまれてきました。とりわけうなぎの消費量は全国的にも高く、「うなぎのまち岡谷」としてその名を知られています。また、立春前1月最終の丑の日を「寒の土用丑の日」と制定。「寒の土用丑の日」発祥の地として、寒うなぎのおいしさを全国に広めています。

  • 市立岡谷美術
    考古館
  • 岡谷蚕糸博物館(シルクファクト岡谷)
  • 「うなぎのまち」岡谷

長野県下諏訪町のおすすめ

しもすわ今昔館おいでや

「しもすわ今昔館おいでや」は、下諏訪の歴史を体感、体験できる観光拠点施設としてリニューアルオープンしました。併設されている「星ヶ塔ミュージアム 矢の根や」には、国の史跡指定を受けた「星ヶ塔遺跡」の黒曜石を中心に、縄文晩期の黒曜石採掘坑を原寸大で再現したジオラマが展示されています。

八島ヶ原湿原

約1万2千年をかけてミズゴケの堆積によって現在のような地形になったといわれ、学術的にも大変貴重な高層湿原です。野鳥たちのさえずりや、亜高山植物の華麗な花々、秋には草紅葉で一面が染まり、冬にはアニマルトラッキングやスノーシューで純白の別世界が楽しめる、八島湿原は四季折々の輝きに出会える大自然のフィールドです。

  • 星が塔ミュージアム矢の根や
  • 八島ヶ原湿原

長野県長和町のおすすめ

縄文時代の黒耀石鉱山

本州最大規模の黒耀石原産地を有する長和町には、日本にも数例しか発見されていない縄文時代の黒耀石鉱山「星糞峠黒曜石原産地遺跡」があり、国の史跡に指定されています。黒耀石鉱山一帯は史跡公園として整備されており、縄文人が黒耀石を採掘したことによってできた凸凹した不思議な地形を見ることができます。また黒耀石鉱山の周辺にはキラキラ光る黒耀石のかけらがたくさん散らばっています。私たちの祖先は夜空に瞬く無数の星を見上げ、黒耀石のかけらを大地に降り積もった星のかけらと信じていました。峠から見上げる満天の夜空の耀きは、数千年を経た今も変わらぬ耀きを足元に投じています。

楽しく学べる体験型ミュージアム

縄文時代の黒耀石鉱山の麓にある黒耀石体験ミュージアムでは、この鉱山をはじめとして黒耀石について展示されています。このミュージアムでは展示のほかに、黒耀石を実際に割って矢じりやオリジナルのキーホルダーを作る体験などが20種類用意されており、楽しく学ぶことができます。また原始・古代ロマン体験館では、町内から出土した縄文土器が展示され、出土した土器を間近に見ながら実際に土器を作ることもできます。

  • 史跡星糞峠黒耀石原産地遺跡の
    発掘調査風景
  • 黒耀石体験
    ミュージアム

長野県川上村のおすすめ

史跡 大深山遺跡

標高1300mに迫る高地に存在した縄文時代中期の集落跡。国の史跡として園内を散策できる。2棟の復元住居と共に縄文時代の景観を感じることができるかもしれません。

森の駅マルシェかわかみ

レタス生産量日本一の村の小さな農産物直売所。昼夜の寒暖差の大きい川上村で育った野菜の味は格別で、最盛期にはみずみずしいレタスの他、生産者が丹精込めてつくった野菜が所狭しと並びます。
営業期間:4月下旬~11月中旬
アクセス:信濃川上駅から村営バス10分、役場前で下車、徒歩30秒 森の交流館1階
電話番号:0267-78-3250
公式ホームページ:森の駅 マルシェかわかみ

川上犬展示舎

和犬の中で唯一村の名前がついている川上犬は、ヤマイヌが猟師によって飼い慣らされたものと言われており野性味が強く、長野県の天然記念物に指定されています。時期が合えばかわいい子犬たちも見学できます。
アクセス:佐久南IC~国道141号経由、車70分 森の交流館1階 川上犬展示舎

  • 史跡 大深山遺跡
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  • 川上犬