長野県茅野市のおすすめ
縄文のビーナス
国宝「土偶」(縄文のビーナス)は、霧ケ峰南麓に位置する棚畑遺跡から、昭和61年の発掘調査で発見されました。棚畑遺跡は大規模な遺跡で、縄文時代の住居跡約150軒が南北二つに分かれ、それぞれ環状集落を形成しています。縄文のビーナスは、南環状集落の中央広場にある深さ30㎝の穴から、完全な形で発掘されました。縄文時代中期の約5000年前のもので、高さは27㎝、重さは2.1㎏あります。大きく張り出す腹部など、八ヶ岳山麓の縄文時代中期の土偶の特徴をよく表しています。縄文時代の造形美を代表する文化財であり、縄文時代の遺物としては、我が国最初の国宝に平成7年指定されました。(茅野市尖石縄文考古館蔵)
仮面の女神
国宝「土偶」(仮面の女神)は、八ヶ岳西麓の台地上にある中ッ原遺跡から、平成12年の発掘調査で発見されました。中ッ原遺跡は縄文中期から後期前半まで約1500年間営まれた大規模な遺跡で、200軒以上の縄文時代の住居跡が発掘されています。仮面の女神は、遺跡の中央付近にある墓穴から、埋納された状態で発見されました。内部が中空の大形土偶で、逆三角形の仮面を被った姿が大きな特徴です。縄文時代後期の約4000年前のもので、高さは34㎝、重さは2.7㎏です。丁寧に施文された文様構成、優れた造形により、平成26年に国宝に指定されました。中ッ原遺跡の一部は、中ッ原縄文公園として整備され、仮面の女神の出土状況をジオラマで展示しています。(茅野市尖石縄文考古館蔵)
特別史跡尖石遺跡
八ヶ岳西麓、標高1,070mの台地上に位置する約5,000年前の縄文時代中期の遺跡です。東西にのびる台地の南斜面に、遺跡の名の由来となった高さ1.1mの三角錐形の石があり、「とがりいし」と呼ばれて古くから地元の信仰の対象となっています。この地は明治20年代に開墾され、多量の土器や石器が出土して知られるようになりました。昭和5年には宮坂英弌氏による発掘調査が始められ、昭和15年より縄文時代の集落究明を目的とした調査が行われるようになり、33か所の竪穴住居址と小竪穴群、列石、独立土器が発見され、縄文時代集落の様相が初めて明らかにされました。原始集落研究発祥の地と評価されています。
長野県原村のおすすめ
八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)は雄大な八ヶ岳山麓の自然に抱かれた高原の美術館です。原村出身の芸術家・清水多嘉示による彫刻と絵画を中心に、同じく原村出身の書家・津金寉仙の書を展示しています。また、日本遺産の構成文化財である顔面装飾付釣手土器や国史跡阿久遺跡を中心に原村の遺跡から出土した縄文土器や石器を合わせて展示しています。縄文人が創り出したエネルギッシュな造形に触れ、八ヶ岳山麓に花咲いた縄文文化の一端をご覧ください。
八ヶ岳自然文化園
標高1300mに位置する「八ヶ岳自然文化園」からは八ヶ岳や蓼科山、車山、北アルプスなどの山々がのぞめ、四季の植物や風景を楽しみに多くの方が来訪します。パターゴルフ場やストライダーパークなどスポーツ施設の他、プラネタリウムや多目的ホールのある自然観察科学館等を備えており、季節ごとにクラフトや音楽、天文などのイベントが開催されます。4月から12月には月に1度星空観望会を行っています。標高が高く空気が澄んだこちらでは、晴れた夜には天の川も見られます。村内にある約60軒の個性的なペンションに宿泊し原村の星空を楽しんでください。
八ヶ岳温泉 原村ふれあいセンターもみの湯
長野県諏訪エリアは温泉の多い地域にもかかわらず、ここ「八ヶ岳温泉 原村ふれあいセンターもみの湯」には周辺市町から通うファンがいます。理由のひとつは泉質です。八ヶ岳温泉はナトリウム-硫酸塩・塩化物泉で、弱アルカリ性のお湯が血行を高め、肌をきれいにします。湯上りポカポカ、お肌スベスベを実感される方が多いのです。周辺の温泉に比べ温泉成分の含有率が高いことも調査されており、そのぜいたくな湯を露天風呂では源泉かけ流しで提供しています。隣接する宿泊施設「樅の木荘」は2019年春にリニューアルオープン、専用内風呂や家族風呂もあります。
- 顔面装飾付
釣手土器
- 八ヶ岳自然文化園
- 八ヶ岳温泉
もみの湯
長野県諏訪市のおすすめ
立石公園
標高約934mの高台にある「立石公園」は、諏訪湖を一望できる見晴らしの良い公園です。ここからは湖周の街並み、遠くは北アルプスの山々も眺められ、「信州ふるさとの見える丘」に認定されています。特に夕暮れ時には、昼間とはまた違った幻想的な景色へと変化します。最近では人気映画に出てくる景色に似ていると、海外からも多くの人が訪れています。
酒蔵めぐり
上諏訪駅から徒歩10~15分の甲州街道沿いには、諏訪の酒蔵が五蔵立ち並んでいます。霧ヶ峰から湧き出る伏流水と澄んだ空気、冷寒な気候が、古くから諏訪の銘酒を生み育んできました。「いつでもごくらく酒蔵めぐり」のセットを購入すれば、諏訪五蔵それぞれの旨さを味わって呑みあるくことができます。
まちなか観光案内人
諏訪湖周のまちを歩くなら、市民ガイド「諏訪湖エリアまちなか観光案内人」と歩きませんか?諏訪地域を熟知した地元の住民ならではの情報や見どころのご案内をしています。なかでも「上諏訪まち歩き」や「諏訪大社」、「高島城」などが人気のガイドコースです。
- 眺めて、諏訪湖。
- 酒香ただよう諏訪
- 諏訪のまちを歩く
長野県岡谷市のおすすめ
市立岡谷美術考古館
市立岡谷美術考古館は昭和45年に開館後、平成25年に現在の童画館通りにリニューアルオープンしました。当館では、郷土出身作家の美術作品と市内の遺跡から出土した縄文から奈良・平安時代に至る出土品を収蔵・展示しています。考古資料では、日本遺産構成文化財の国重要文化財「顔面把手付深鉢形土器」をはじめ「壺を持つ妊婦土偶」など常設展示しております。縄文土器から現代絵画まで、時の流れを感じながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。
岡谷蚕糸博物館(シルクファクト岡谷)
岡谷の製糸業は明治・大正・昭和にかけて飛躍的に発展し、日本の近代化を牽引しました。岡谷蚕糸博物館は、製糸機械類を時代的背景に基づいて一堂に展示しており、シルク岡谷と呼ばれた岡谷市の歴史を今に伝えています。また、(株)宮坂製糸所を併設し、生糸の生産現場を直接見ることができる世界でも稀な博物館です。他にも、1年を通じて生きた蚕を見られる「カイコふれあいルーム」、まゆ工作ができる「まゆちゃん工房」を併設しております。
「うなぎのまち」岡谷
岡谷市は古くから諏訪湖や天竜川での漁業が盛んに行われ、うなぎ料理や川魚料理が郷土食として市民に親しまれてきました。とりわけうなぎの消費量は全国的にも高く、「うなぎのまち岡谷」としてその名を知られています。また、立春前1月最終の丑の日を「寒の土用丑の日」と制定。「寒の土用丑の日」発祥の地として、寒うなぎのおいしさを全国に広めています。
- 市立岡谷美術
考古館
- 岡谷蚕糸博物館(シルクファクト岡谷)
- 「うなぎのまち」岡谷