18海女(Ama)に出逢えるまち鳥羽・志摩~素潜り漁に生きる女性たち~

  • 海女に出逢える「さとうみ庵」(志摩市)
  • 海女体験(鳥羽市)

豊かな海産物に恵まれた鳥羽・志摩は、全国の約半数の海女が活躍する日本一の「海女に出逢えるまち」である。この地域で、女性が素潜りでアワビ、サザエや海藻を獲る海女漁の始まりは約2,000年前まで遡り、世界でも日本と韓国のみの希少な漁法である。海女が獲った海産物は伊勢神宮に「神饌(しんせん・神様に捧げる供物)」として奉納され続けており、海女が中心となる祭りも継承されているなど、海女ならではの風習や信仰など「海女文化」が今も色濃く息づいている。鳥羽・志摩をめぐれば、海女文化を「五感」で体感でき、元気な海女からパワーをもらえるに違いない。

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志摩市観光商工課
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三重県志摩市のおすすめ

海女に出逢える「さとうみ庵」

全国で最も多く海女が在籍する鳥羽・志摩。「御食国(みけつくに)」として伊勢神宮とも関わりの深い志摩半島は、古からの伝統や文化が今も色濃く根付く、生きた海女文化を感じることのできるまちです。志摩市では海女が疲れた体を休める海女小屋を模した体験施設「さとうみ庵」で、現役や現役を退いた海女達から、海や海女漁の話を聞きながら、志摩で獲れた魚介類を堪能することができます。

伊雑宮(いざわのみや)

志摩市磯部町にある伊勢神宮の別宮。長く地域住民から信仰を集めてきたスピリチュアルスポットです。伊雑宮御料田(ごりょうでん)では毎年6月24日に、海上安全や五穀豊穣を祈願する日本三大御田植祭である国指定重要無形民俗文化財「磯部の御神田(いそべのおみた)」が執り行われています。

灯台のある風景

志摩市内には、国登録有形文化財の安乗埼灯台(あのりさきとうだい)、大王埼灯台(だいおうさきとうだい)の2つの参観灯台(上ることのできる灯台)と、麦埼灯台をはじめとした多くの灯台があります。海から自分の位置を捉えなくてはいけない海女たちにとって、灯台は陸上の重要なランドマークです。天候によっては海女漁の様子を確認できたり、磯笛を聞くことができるかもしれません。灯台がそびえ立つ岬はそれぞれ異なる美しさがあり、波切の町並みを代表するような周辺の集落では、海女のいる漁村風景を肌で感じることができます。

海女

そのほか志摩半島には、海女をはじめとする海の民の信仰を集める場所や風習、祭礼などが数多く残されています。御座金毘羅山にある「爪切不動尊(つめきりふどうそん)」や、御座港の一角にある潮の中に立つ「石仏(いしぼとけ・潮仏(しおぼとけ))」、船同士が潮を掛け合う祭事の「潮かけ祭り」、経文を墨書した小石を海に投げ入れる「石経おらし」などの風習など海女文化を実感することができます。また、横山展望台からは、複雑に入り組んだリアス海岸に真珠養殖筏が並ぶ美しい景観を一望することができます。

  • 海女に出逢える「さとうみ庵」
  • 伊雑宮(いざわのみや)
  • 灯台のある風景
  • 海女

三重県鳥羽市のおすすめ

海女小屋体験施設

海女が漁の合間に冷えた体を温め休憩する場を「海女小屋」といいます。海女小屋体験施設では、現役の海女から漁などの話を聞きながら、海の幸をご賞味いただけます(要予約) 。元気な海女から元気をもらえること間違いなし!

しろんご祭り

菅島で例年7月11日の直近の土曜日に行われる祭りです。しろんご浜に磯着姿の海女が集まり、普段は禁漁区の浜に一斉に潜り、雌雄一対のアワビをとります。最初にとれた雌雄のアワビは「まねきアワビ」と言われ、白髭神社に奉納され、海上安全・豊漁を願い、祈りを捧げます。海女漁を間近で見ることのできる貴重な祭りです。

青峯山正福寺

江戸時代、廻船業が繁栄を遂げる中で、「青峯に参ると風雨の難を免れる」という「青峯信仰」が広がり、現在も海女をはじめとして伊勢湾周辺の漁業に関わる人々の厚い信仰を得ている海上安全の聖地です。大門には伊勢海老などの彫刻が隠れて施されています。

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  • 青峯山正福寺
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