24京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水~舟に乗り、歩いて触れる明治のひととき~

  • 春の琵琶湖疏水(大津市)

明治23年に竣工して以来、今も京都に「命の水」を運び続ける琵琶湖疏水。琵琶湖の水は、大津市三井寺の長等山トンネルを抜け、山科北部を経て蹴上に出ます。
明治の時代に、人々は多くの困難を乗り越えて琵琶湖疏水の建設を成し遂げ、豊富な水は水力発電、舟運、水道などに利用され、経済や産業、文化を発展させました。琵琶湖疏水を舟で遊覧し沿線や施設を歩くことで、明治時代のこの壮大な事業が、時を超えて今に息づいていることを感じることができます。

お問い合わせ
大津市 産業観光部 観光振興課
電話番号
077-528-2756
FAX番号
077-523-4053
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滋賀県大津市のおすすめ

春の琵琶湖疏水

京阪三井寺駅のほど近くにある「琵琶湖疏水」は、その両岸に約200本の桜の木が連なり、大津市屈指の桜の名所として知られています。春には山桜やソメイヨシノなどの桜が咲き誇り、明治時代の面影を感じさせるノスタルジックな風景の中に咲く桜を見ることができます。桜が見頃になる時期にはライトアップも行われ、日中とはまた違う幻想的な夜桜を楽しめます。
春と秋には「びわ湖疏水船」が運航しており、石積みの水路や重厚なトンネルの趣、紅葉や桜に彩られた疏水の景色を堪能できます。

園城寺(三井寺)

近江八景の一つ「三井の晩鐘」で名高い、天台寺門宗の総本山。国宝の金堂をはじめ、西国三十三所観音霊場第十四番札所の観音堂、釈迦堂、唐院など多くの堂舎が建ち並び、国宝・重要文化財が多数あります。三井寺の名は、天智・天武・持統の古代三帝の産湯に用いられたと伝わる霊泉があることから「御井の寺」、のちに「三井寺」と通称されるようになりました。1200年以上の歴史の中で苦難を乗り越えてきた様から「不死鳥の寺」としても知られています。春には千本の桜が、秋には紅葉が境内を彩ります。

三井寺力餅本家の「三井寺力餅」

琵琶湖疏水から徒歩10分ほどのところにある創業明治2年の三井寺力餅本家。三井の晩鐘を弁慶が比叡山まで引きずった怪力にちなんで作られた由緒ある大津名物「三井寺力餅」は、代々受け継がれた伝統の技法で製造され、素朴でひなびたふるさとの味を今に伝えています。餅に蜜をぬり、青大豆きなこをたっぷりまぶした力餅は、添加物、保存料を一切使わず、本店では注文を受けて作られる出来立ての味を楽しめます。

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