福井県南越前町のおすすめ
山中トンネル
山中トンネルは、長さが1170mの入口から出口を見通すことのできる長くて真っ直ぐなトンネルで、明治29年に完成された文化財です。岩盤の堅さや漏水の影響を受けた難工事の末、3年かけて造られました。現在は生活道路として活用されており、毎年開催されるウォーキング大会では、多くの観光客がこの長くて真っ直ぐなトンネルを歩き、蒸気機関車運行当時の様子を体感しています。
山中信号所跡
スイッチバックの山中信号所は、急勾配区間での列車往来のために設けられた列車の折り返し線と待避線路を併せ持つ信号所です。急勾配の途中で、平坦な引込み線を設け、通過列車の行き来をさせました。山中トンネルの横には、輸送量の多い車両が待避できるように掘られた折り返し線の延伸トンネル(行き止まりトンネル)もあります。スイッチバックの信号所は敦賀―今庄間において、新保、葉原、山中の3ヶ所に設けられましたが、現存するのは山中のみです。
今庄そば
急勾配が延々と続く敦賀―今庄間では、峠越えに挑むため、後ろから押す機関車(補機)を連結する必要がありました。このため、今庄駅では補機の連結や取り外し、燃料補給のためにすべての列車が停車しました。今庄駅のホームに開設された立ち食いの「今庄そば」は、この停車時間を利用して多くの人々に食され、北陸路の憩いの味として親しまれ、全国に知れ渡りました。
福井県敦賀市のおすすめ
人道の港 敦賀ムゼウム(金ヶ崎エリア)
金ヶ崎エリアには「鉄道と港のまち・敦賀」を感じられる建物が集中しています。敦賀の鉄道と港の歴史を紹介するとともに、貴重な資料や模型等を展示している「敦賀鉄道資料館」をはじめ、日本最大級の鉄道ジオラマとレストラン館を備えた、明治38年建設の「敦賀赤レンガ倉庫」、かつて敦賀に上陸したポーランド孤児やユダヤ難民を救出したエピソードを紹介する資料館である「人道の港 敦賀ムゼウム」などがあります。また、海を臨む緑地公園も併設されており、潮風に吹かれながら港に入ってくる船を眺めるといった散策も楽しめます。
氣比神宮
市民から「けいさん」の愛称で親しまれている氣比神宮は、大宝2年の建立と伝えられており、7柱のご祭神をまつる北陸道の総鎮守です。高さ約11mの大鳥居は奈良県の春日大社・広島県の厳島神社と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つで、重要文化財に指定されています。9月に行われる氣比神宮の例大祭である「敦賀まつり」は、市民総参加のお祭りで、神輿や宵山巡行、御鳳輦巡幸等が賑やかに街中を彩ります。中でもおすすめは6基の「山車(やま)」が練り歩く山車巡行で、本物の甲冑を付けた武者人形が飾られた山車は、勇壮華麗で迫力満点です。
敦賀真鯛と敦賀ふぐ
古くから天然の良港として栄えてきた敦賀は、一年を通じて様々な魚介類が獲れます。市内では、お刺身や越前ガニなど新鮮な海の幸を、地元ならではのリーズナブルな価格で堪能できます。また、湾の地形や日本海の水温を活かし2大ブランド魚を養殖しています。「敦賀真鯛」はクセのないさっぱりとした身に適度な脂がのり、ほのかな甘味が特徴です。また、トラフグの養殖北限と言われている「敦賀ふぐ」は身がきゅっと引き締まっており、淡泊ながらも旨味をたたえております。いずれも天然ものに引けをとらないおいしさで、大変ご好評をいただいております。
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