191300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~

  • 西国第33番札所 谷汲山華厳寺(揖斐川町)

究極の終活とは、ただ死に向かって人生の整理をすることではない。人生を通して、いかに充実した心の生活を送れるかを考えることが、日本人にとっての究極の終活である。そして、それを達成できるのが西国三十三所観音巡礼である。日本人は海外の人から「COOL!」だと言われる。そのように評価されるのは、優しさ、心遣い、勤勉さといった日本人の本来の心であり、実はそれは日本人が親しんできた「観音さん」の教えそのものである。観音を巡り日本人本来の豊かな心で生きるきっかけとなる旅、それが西国三十三所観音巡礼なのだ。

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揖斐川町役場観光文化戦略課
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西国第三十三満願霊場谷汲山華厳寺

岐阜県揖斐川町のおすすめ

谷汲山華厳寺

「たにぐみさん」の愛称で親しまれる当山は延暦17年(798)に創建され、正式には「谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)」といい、その山号と寺号は醍醐天皇より賜りました。日本最古の観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願・満願のお寺と知られています。谷汲山門前の参道は約1kmあり、春には桜、秋には紅葉の名所として賑わっています。

本堂

谷汲山華厳寺の仁王門には、凄く大きなわらじがあります。本堂には、人気の戒壇めぐりがあり階段を降り、本堂下の真っ暗な地下道を通って南京錠を触って帰ってくると御本像とご縁が結ばれて極楽浄土に行けるといわれるものです。御本堂向拝の柱には、青銅製の鯉があります。これは、「精進落しの鯉」と言われ、この鯉に触ることにより精進落しになったと言われています。

両界山横蔵寺

谷汲山華厳寺から西へ9km離れたところに両界山横蔵寺があります。この寺は、803年(延暦22)に伝教大使最澄が創建したと伝えられる寺。22体の国の重要文化財が安置され、多くの絵画、書籍を蔵していることから「美濃の正倉院」と呼ばれております。中でも200年前に即身成仏したという妙心法師の舎利物は有名。秋になると周囲の山々や境内に植えられたもみじが美しく色づき、紅葉の名所としても有名です。

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