飛騨千光寺
おすすめのテーマ・季節・アクティビティ
自然景観:山・峡谷、花・樹木
歴史:神社仏閣、宝物殿・資料館
開運・祭り:パワースポット
芸術:壁画・絵画
春・夏・秋・冬
文化体験(山内四国八十八ヶ所巡礼、瞑想、お守り・お札、御朱印)・見る
円空さんの木彫りの仏像に会いに。
千光寺は、今から約1600年前に飛騨の豪族両面宿儺(りょうめんすくな)が開山し、約1200年前に弘法大師の10大弟子の一人である真如親王が建立した古刹です。円空作の仏像を多く収蔵しているため、近年は「円空仏の寺」としても広く知られています。
隆盛時には山上に19の院坊を持ち、飛騨国内に30カ寺の末寺を構えていましたが、戦国時代、甲斐の武田信玄が飛騨に攻め入った折、全山炎に包まれて焼失してしまいます。現在の堂宇は、16世紀末に高山城主金森長近公が再興、建立したものと伝わります。
大慈門の近くには「円空仏寺宝館」があり、64体の円空仏を展示しています。生涯で12万体の仏像を彫ったという円空。ここ千光寺にも滞在して多くの仏像を彫りました。円空は土地の木を素材に木の節や割った時の切断面などもそのまま見えるようなものが多く、木の生命力がそのまま感じられることから、今も人の心を魅了し続けています。
血痕のこる本堂の「龍天井」。
千光寺本堂の天井は、可能探雪(かのうたんせつ)画による竜が2頭描かれており、竜天井(りゅうてんじょう)と呼ばれています。寺伝によると、戦国武将の切腹自害による血痕が染み付いており、この血の付いた床板を供養して本堂の天井に張ったものだか。その後、千光寺を訪れた探雪が竜を描いたといわれます。
千光寺は本堂や庫裡などの建物のみならず、袈裟山全体が信仰の対象となっているところです。広大な境内をめぐるには、山腹の五本杉を起点にするのがおすすめです。樹齢1200年、幹の周囲は約12mという国指定の天然記念物です。1本の根本から5本の枝が生えているもので、天を指す5本の大樹は圧巻です。7年毎の本尊御開帳の際には、地上10mにしめ縄がかけられます。ここから1周3時間ほどをかけて、山内八十八カ所の巡礼もできます。森の空気を楽しみながら、ゆっくりと歩いてみたい山の道です。
飛騨千光寺
所在地 |
岐阜県高山市丹生川町下保1553 |
営業時間 |
9時30分~16時30分 |
休日 |
【円空仏寺宝館】冬季閉館(12月~3月) |
料金 |
【円空仏寺宝館】大人500円、高・大学生200円、小・中学生100円 |
TEL |
0577-78-1021 |
アクセス |
高山駅からタクシーで約20分 |
WEB |
http://senkouji.com/ |
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